諦めきれず、キャンセルを期待して電話する
昨日の悔しさを、いまだに引きずっているヘビのようなシニア女子
昨夜は寝るが寝るまで、映画館のホームページを眺めていた。
すると、そこには小さな文字で「キャンセルする場合は前日までにお知らせください」と
うん?
ということは、もしかして
チケット予約はしたが当日キャンセルする人もあるのだ。
そんなおこぼれを貰えないかと一縷の望みが湧いてきた。
イチかバチか朝一に映画館に電話をしてみたが、ダメなモノはダメだった。
いい加減に諦めろと自分に言い聞かせ、今日は家事に没頭することにした。
拭き掃除をしながら時計をチラチラ見ては
今映画が始まったところだ
もうすぐあの人のトークショーが始まる
銀幕の前で今、あの人は何をしゃべっているのだろうと想像を膨らませていた。
拭き掃除が終わった頃、ガラス磨きには絶好の曇り空だと思い立った。
一番の難関、階段上のどうにも手の届かない高窓のガラスに着手した。
今回は、ガラス磨き専用の柄付きスポンジを買っていた。
おかげでバスブラシよりはキレイに拭けた。
勢いづいた頃、あいにく小雨が降り出したので、今日のガラス磨きはこれにて終了
パッと時計を見たらトークショーが終わる時間だ。
きっとあの人は映画館の裏口から出て行ったんだろう。
明日の朝刊を楽しみにするしかないな
チャンスを逃した私が写り込んでいる可能性もないし
今日の夕ご飯
定年退職後、再就職先を選ぶ時、細かいことは殆ど考えず即決
退職年に課せられるバカ高い税金等の支払いがあったため、高給なら何でもいいと
今の優柔不断な自分とは比べ物にならないぐらいだ。
今日の夕ご飯
餃子
マカロニサラダ
ねぎ入り納豆
トマトの甘酢漬け
こんにゃくのきんぴら
漬物
豆腐とわかめのお味噌汁
芋焼酎の炭酸割
時々、あの頃の自分を思い出しては自分を奮い立たせる。
そう言えば俳優という職業には定年なんてない。
今日見ることのできなかった某有名俳優だって私と同世代だ。
一見華やかに見える俳優という職業だが、蓋を開ければ苦労人が多い。
きっと、トークショーを見たラッキーな人たちは、いい刺激がもらえただろうと思う。