60代前半、微妙な年齢
結局、毎日のんびりし過ぎているんだな
ついさっきまで、今日は金曜日だと思い込んでいた。
ついに始まったかと思ったが、いやいや、まだちょっとそれは困る。
60代に突入したばかりなのに、まだ他人様の世話にはなりたくない。
今日は暑さがぶり返し、朝起きた時からムワ~、湿度もかなり高めな感じだ。
早朝散歩中に流れる汗は、滝というかシャワーというか
お初にお目にかかる初老男性が着ていたグレーのTシャツも、汗で色が変わっていた。
すれ違う私の方を向いて、ニコッと笑った口元には歯がなかったが、80代ぐらいとお見受けした。
思わず20年後の自分を想像してしまったが、歯がない自分は究極の屈辱になり得ない。
そうは言っても、お医者の中でダントツで嫌いなのは歯医者だ。
さて、どうしたものか
60代前半は、微妙な年齢だと思う。
まだ若いと言う人もあれば、現実はすでに社会から一線を退いた人も多く、かと言って高齢者でもなく。
そうでなくても実年齢より若く見られがちな私は、散歩仲間の高齢者の方々からどう見られているのだろうかと、ふと気になった。
時々、散歩コースの脇のテニスコートから視線を感じることがあるが、運動音痴の私にはテニスなんて高嶺の花
若い頃に一度だけ、友人に誘われてテニスをしたことがあるが、コートに立って1時間も経たないうちにギブアップ
何もこの年齢から人に合わせなくてもいいだろう。
人は人、自分は自分
そう思えば、高齢者に交じって早朝散歩するのも格段と楽しくなる。
今日の夕ご飯
お盆に来る予定だった客用に買っていた食材を消化中
あれだけあった食材も冷蔵庫を見れば随分減った。
急に来れなくなったことは仕方がないが
さてと、リベンジはいつになるのかと、その日のことを想像すると胸が躍る。
今日の夕ご飯
真鱈のホイル焼き
明太子しらす丼
枝豆
ねぎ入り納豆
完熟トマトの甘酢漬け
漬物
本麒麟
心臓に持病があった父は、何度も入院しては復活していた。
最後に入院した時も復活するものと思い込んでいたが、あれよあれよという間に亡くなってしまった。
退院したら、父が好きな小籠包を食べに行こうとか、退院したら退院したらと、あれこれ思い描いていたことは、父の死と共に霧散した。
傍目にはまだ若いと思われる60代前半の私にも、いつかはその時が訪れる。
それが10年先になるのか20年先になるのかはわからないが、50年も60年もないことは間違いない。
タラレバと言っている間にも、貴重な時は流れる。
したいことはその時に、会いたい人とのチャンスは逃さないように