うっかり忘れた母との約束
休日の今日
あいにくの曇り空だし、少しのんびりしようと、少ない家事を午前中に片付けてから、昼寝をしました。
ボチボチ起きようかと目は覚めていたけど、こたつでゴロゴロしていると、けたたましく固定電話が鳴り、出れば母の声
母からの電話は、何かあったのかとドキッとすることが多い中、
「今日は炊き込みご飯を持ってきてくれるんか?」と私に確認する電話でした。
私は一瞬、何のことだかわからず、「はっ?」と言った後、先日の日曜日に今日の休みには炊き込みご飯を作って、母のところに持って行くと言っていたことを思い出したのです。
私がすっかり忘れていたことを、85歳の母がちゃんと覚えていたなんて(-_-;)
母のことを物忘れが酷くなったなんて馬鹿にできません。
きっと母は今日、私が炊き込みご飯を持って行くことを楽しみにしていたのでしょう。
すっかり忘れていたことを申し訳ないと思ったけど、そんな時間から仕込みをしたところで夕飯の時間には間に合いません。
フキと油揚げの煮物
罪滅ぼしに母の好きなフキと油揚げの煮物、おまけで茄子とピーマンの甘辛炒め煮を母のところへ持って行きました。
母は自分で料理をしない癖に、味にはうるさく、自分の口に合わないモノは「まずい」とはっきり言います。
良かれと思って持って行ったおかずをけなされた時は、二度と持って行くもんかと腹を立てて帰ってきますが、フキと油揚げの煮物はどうやら口に合うようで、いつも「うんまい」と言って食べています。
フキの灰汁だしと皮むきに手間はかかりますが、この時期にしか食べられないフキの味は格別です。
《材料》
・フキ 10~15本
・油揚げ 8~10枚
《調味料》
・酒 大さじ 1
・みりん 大さじ 1
・だしの素 小さじ 1
・薄口しょうゆ 小さじ 1
・水 200ml
*調味料はお好みで加減①灰汁だしをして下処理をしたフキを3㎝ぐらいに切っておく。
②油揚げは短冊切りにして、熱湯をかけて油抜きをしておく。
③フライパンに200ml程度の水を入れ沸騰させる。
④③にすべての調味料と材料を入れ、落し蓋をして中火にし、
3分の1程度に水気が減ったら火を止め冷ます。
⑤冷ます間に味が染みるので、よく冷ましてからいただく。
今の時期は、山菜が美味しい季節です。
田舎のスーパーでは店頭にふきのとう、こんてつ、わらびなど、旬の山菜がたくさんならんでいます。
毎週のよう目に付いた山菜をひとつづつ買ってきては、あれこれおかずを作っています。
次回はわらびの煮物をご紹介したいと思っています。