持っていればお宝だった、もんたさん自筆のファンレターの返事
先日、シンガーソングライターもんたよしのりさんの訃報が流れた。
忘れもしない、10代後半の頃
ラジオの深夜放送をよく聴いていたが、そこで初めて聞いたもんた&ブラザースのダンシングオールナイト
イントロを聞いただけでビビビときたが、爆発的なヒット曲となる以前の話だ。
あのハスキーボイスは、元々のもんたさんの声ではなく、シャウトしてあの声を作ったらしいが、一度聴いたら耳に残る声だ。
当時、田舎のレコード店で、早速シングルレコードを手に入れた私は、その日から毎日、何回もレコードが擦り切れるほど聴いた。
そのレコードのジャケットの裏に書いてあったのか、かれこれ40数年以上も前のことで定かではないが、もんたさんの連絡先を入手した私は早速ファンレターを書いた。
それから数日経ったある日
縦長の真っ白な封筒で、もんたさんから自筆の返事が来たのだ。
差出人の欄には「もんたよしのり」と名前だけ
封を開ければ白い便箋に、手紙のお礼と「急に忙しくなったから、サインだけ書いとく。」という文面に添えて、もんたさんのサインが大きく書かれていた。
どこから見ても大量印刷ではなく、もんたさん自筆の返事だった。
まさか、返事が来るとは思っていなかった私はビックリしたが、妙にもんたさんのことを身近に感じた。
ダンシングオールナイトが、テレビでもラジオでも街中どこへ行っても流れるようになったのは、それからしばらく経ってからの話だ。
自筆のファンレターの返事をもらった私は、勝手にもんたさんのことを身近に感じていたが、もんたさんが有名になればなるほど、当然のことながら遠い存在になってしまった。
それでもファンの一人として応援し続けたあの頃
もらったファンレターの返事は机の引き出しに大事にしまっていたが、私の結婚が決まり、嫁ぐ前、実家の荷物の整理をした時には処分してしまった。
今も持っていればお宝になっていただろう。
あの時、思い切って処分したのは、仮にも男性から貰った手紙の返事を持っていることが、元夫に対して申し訳ない気持ちがあったからだ。
なんと純情な
今から思えば、実家にこっそりしまっておいても良かったのに
後悔しても、あのファンレターの返事はもう私の手元にはない。
だけど、もんたさんが私のために時間を割いて書いてくれた、あの手紙の文面とサインは、今でも私の目の中に焼き付いている。
今更ながら、もんたさんの人柄が思い出される。
今日の夕ご飯
夜勤明けの今日
午後から就寝中に何度か玄関チャイムが鳴ったが、眠くてスルーしていた。
夕方目が覚めた頃、また鳴ったので出てみると、いつも野菜をくれるご近所さん
秋も深まった今、大量の枝豆を持ってきてくださった。
これはこれは
今晩のビールのアテに最高じゃないか
今日の夕ご飯
エビカツ
枝豆
マカロニサラダ
野菜サラダ
煮豆
漬物
麩とわかめのお味噌汁
本麒麟
もらっておいて何だが、枝豆のさやの中の豆はメッチャ小さく消滅していた。
旬じゃないもんな、仕方ない。
秋になり、撤収したものだろうが、気持ちだけはありがたく頂いた。
今、介護施設で夜勤専従として働いている私は、年金受給年齢に達する日を心待ちにしている。
65歳になれば受給されるが、繰り下げることも繰り上げることもできる。
このまま65歳以降も働き続ければ、繰り下げ受給にして年金額を増やすことも可能だ。
現に、うちの施設で働いている70歳以上の人もいる。
今は最高75歳まで繰り下げることができるが、そうすれば年金額もかなり増える。
がしかし
それは健康であることが大前提の話だ。
もんたよしのりさんは72歳、谷村新司さんは74歳で逝ってしまった。
もんたさんは、亡くなる当日もラジオの生出演の仕事が入っていたという。
我々庶民の中には、少しでも年金額を増やそうと老体に鞭打って働き続けている人もあるが、いざ、憧れの年金生活に突入した途端、ポックリということもあり得る。
自分だけは絶対大丈夫だなんて言い切れない。
一人暮らしのシニア女子
人の生きざまを見て、我を思う今日この頃