手抜き化粧に慣れてしまった今
いつの間にか化粧が手抜きになってしまった。
お堅い職場だった前職では、髪はキュッとまとめて、宝塚とまではいかないが、パーツが目立つようにキチンと化粧をしていた。
おかげで、いつも背筋が伸びるほど気も引き締まっていたが、そんな職場を定年退職して、夜勤専従のパート仕事を始めてからというモノ、化粧と言えば眉をペンシルで整えるぐらいだ。
こんなことを言っては失礼だが、老人相手の仕事にフルメイクは必要ない。
ラフなユニフォームに、アイシャドー、アイライン、チーク、口紅などで整えた顔は、むしろ似合わない。
職場の女子スタッフたちも皆、スッピンかナチュラルメイクだ。
そんな環境に慣れたせいか、休日もほぼ同様だ。
たまに出かける時ぐらいキチンと化粧をしたいが、そこでまた新たな問題が出てきた。
老眼だ。
以前は美空ひばりのように尻上がりにスーッと書いていたアイラインだが、最近、老眼が進んだせいで、まっすぐ引けなくなった。
この街に引っ越してから、マツキヨで買ったリキッドアイライナー
落ちにくいという評判でリピーターが多い商品だ。
確かに落ちにくく、書きやすい良い商品だと思う。
ところが、老眼が進んだことで、トンと出番がなくなってしまった。
老眼が進んだことも一理あるが、書く時に手元がブルブル震える。
歳を取ってからのリキッドアイライナーはハードルが高い。
先日、街中で買い物をしていた時、私よりお歳を召した花柄のワンピースを着た上品そうな女性が、化粧品店から出てきた。
手には紙袋を持っていたので、きっと化粧品を買い込んできたのだろうと、微笑ましく見ていたが、彼女の顔を近くで見てやっぱりと思った。
上手に化粧ができていないのだ。
口紅やチークは濃すぎるし、眉毛は左右非対称で曲がっている。
それでも彼女は自信満々の顔をして颯爽と紙袋を持って歩いていた。
女性にとって、化粧をするということはこういうことなんだと思った。
上手下手は関係なく、キチンと化粧をすると身が引き締まるのは年齢に関係ない。
手抜き化粧に慣れてしまった今、彼女を見て化粧を見直すいい機会になった。
今日の夕ご飯
今日から待ちに待った連休だ。
連休初日はよく寝て休養に充てた。
よく寝たからか肌の色艶が良くなった気がする。
化粧のし甲斐がありそうだ。
今日の夕ご飯
ベーコン野菜スパゲッティ
野菜サラダ
本麒麟
本日は2品だけ、シンプルな食卓だが、ボリューミーだ。
夕食に炭水化物はあんまりないからね
たまにはいいだろう。
今日、従姉に電話をするつもりだったが、気づいたら従姉の就寝時間を回っていたので、また明日だ。
都合がつけば一緒にお墓参りに行こうと思っているが、さてと、久しぶりにキチンと化粧でもしてみるか
お墓の中の祖父母は、私だとわかってくれるといいが