感謝と共にラストワン

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感謝と共にラストワン

いよいよ明日がラストワン

年度末の辞令交付式は残っているモノの、明日の出勤を最後に30年近く働いたこの職場で汗水流して働くことは二度とありません。

幼い子供を連れて田舎に出戻ってきた私は、子供が保育園に入園したのをきっかけに、この職場でお世話になることとなりました。

経験したことのない職種

入職したての頃の女上司は鬼軍曹と言われるほどの人

今なら訴えられるほどのパワハラモラハラ、すべてのハラスメントを付けてもいいぐらい恐ろしい上司でした。

だけど、経験したことのない厳しい職種に慣れるためには、あれくらいでちょうど良かったのかもと今から思えばありがたく感じるぐらいです。

叩き上げて育てる軍人のような教育があったからこそ、今の私があると言っても過言ではなく、その経験の積み重ねで私も強くなれたのかも知れません。

今日、職場のロッカーやレターボックスなど、自分専用で使っていた場所の私物を整理してキレイに拭き掃除をしました。

空にするとビックリするほど奥の方からホコリの塊が出てきて、この職場で過ごした長い年月を感じました。

明日の勤務を終えたら自分のネームプレートを外し鍵を返します。

4月から新しい職員がそこを使うことになると思うと、何だか不思議な気がします。

今日、たまたま廊下で出会った古くから知る他部署の職員が、私の出勤が明日で最後になることを知ると、どなたも涙目になりました。

それを見た私はつられてウルウルするかと思えば意外にも冷静で、まるで他人事のような感覚でその場にいました。

結婚した時、子供を産んだ時、離婚した時、子供が巣立った時、父が死んだ時、子供が結婚した時

長い人生の中では色んな節目がありました。

それは自分自身の節目であったり家族の節目であったり

自分や自分の周りに起こっている出来事に対して、今日の私のようにフワフワと空から自分を見下ろしているような、まるで他人事のように自分を客観視していることがあります。

おそらく、今実感できない現実は後からじわじわとその感覚がやってくるのでしょうが。

今では第一線を退きパート職員として働き続けている鬼軍曹の顔も、明日は仏の顔に見えるのでしょうね

鬼軍曹様

貴女のおかげで今の私があります。

感謝、感謝、雨あられでございます。

今日の夕ご飯

第3のビール本麒麟が美味しゅうございます。

こんな炭酸臭いビールなんてニセモノビールだ、なんて大口叩いていたはずなのに、退職したら1本100円の第3のビールですら贅沢品になるのでしょうかねぇ

あんまりみみっちいことは考えたくないですけどね

楽しみにしている老後にお金のことばっかり考えていたら寿命が短くなりそうですから

といっても長生きだけが幸せだとも思いませんが。

好きなものを食べて1日100円の楽しみ

煩わしかった組織やしがらみからようやく解放されて自由を手に入れるのです。

退職する私に涙目で声をかけてくれる職員とは裏腹に、私はウキウキ気分でもう次のステップを考えているのですょ