捨てられない運命
今日は粗大ゴミを回収してもらった。
この街では粗大ゴミ専用袋を指定の店舗で購入して、その袋に入るだけ粗大ゴミを入れて回収若しくは持ち込みで処理してもらえる。
今回回収してもらったのは、古い陶器や壊れた小型家電など
それを専用袋にギュウギュウに詰め込んだ。
屋外で鉢植え置きに使っていた古い木製の台も処分したかったのだが、袋に入りきらず今回は断念
仕方がないので、次回、粗大ゴミの回収まで保管することにした。
だけど、何となく今回、袋に入りきらず手元に残ったことに運命的なモノを感じた。
実はこの木製の台は、娘が小学生の工作の授業で作った作品だ。
かれこれ20年以上前から我が家にある。
当初は室内で踏み台に使ったり、しばらくしてからは白いペンキを塗って屋外で鉢植えを置く台として使っていた。
田舎からこの家に引っ越す時、ペンキも剥げて、古めかしくはなっていたが、何故か捨てずに持ってきて、玄関ポーチで鉢植え置きとしてしばらく使っていた。
それが、春に花壇周辺のレイアウトを変えた時に不要になったので、捨てるつもりで小屋に放置していた。
放置している間にも劣化は進み、剥がれかけのペンキも更に剥がれてボロボロになっていたのだが、今日、粗大ゴミに出せず残った台を見ていたら、ペンキを塗り直せばまた使えそうに思えてきた。
思い立ったが吉日
さっそく勝手口の裏で作業開始
まずは、サンドペーパーで剥がれかけのペンキを落とせるだけ落とし、その後、キレイに水洗いして1時間ほど天日で乾かした。
乾いたところでペンキ塗り
水性塗料で3度塗りしたら、ムラがなくなりキレイになった。
まだまだ使えるじゃないか
このまま明日まで乾かしておこう。
娘が小学生の頃に工作で作った作品なんて数知れず
それらを捨てる時には少なからず心が痛んだが、節目節目に少しづつ処分し、この家に引っ越す時には大半のモノは処分してきた。
だが、不器用な娘がこの台を作った時のことを想像すると温かい気持ちになる。
台の裏には娘が描いたイラストが残っていた。
輪切りのリンゴに蟻が近づいている可愛いイラストだ。
将来のことなど何も疑わず暮らしていた、あの頃の娘を思い出すと胸が熱くなる。
この部分にだけはペンキは塗れない。
この台は、初めから捨てられない運命だったような気がする。
これからも大事に使おう。
今日の夕ご飯
今朝起きた時、久しぶりに涼しい風が吹いていて気持ち良かった。
さすがに日中はそこそこ気温が上がったが、湿度が低かったからか、それほど暑く感じられず、今日一日エアコンをつけずに済んだ。
日が陰ってからまた急に涼しくなり、このまま秋になってしまいそうな感じがしたが、今日が梅雨明け
暑さはこれからが本番だ。
今日の夕ご飯
鶏ハム
煮豆
梅干&漬物
納豆
ミニトマト
イカの竜田揚げ
とうもろこし
本麒麟
イカの竜田揚げは生協の冷食で揚げるだけだが、メッチャ美味しかった。
また注文しよう。
4日ぶりぐらいでミニトマトを収穫したが、今までで一番の収穫量
ゲゲっ
選別していたら虫食いもアリ
中から虫も出てきたし(-_-;)
虫が怖くて家庭菜園はやってられないが、気持ちのいいもんじゃない。
今日は急に思い立ってペンキ塗りをしたことで、20数年前にタイムスリップ
しばし温かい気持ちに浸った。
家族と疎遠になり、一人暮らしになった今
かつては人並みに子育てをしていたことを思い出したら、私の役目は終わり、子供は無事に巣立ったと思えるようになった。
これでいいのだ。