もし家族だったら、どうすればよかったか
1ヶ月ぶりの映画館
シニア料金で払うつもりが毎週水曜日は一律1,000円のようで、何度も足を運んでいる割に料金に関しては無知だった。
今日観た映画は『どうすればよかったか?』
監督の藤野知明さんが、統合失調症の症状が現れたお姉様と、彼女を精神科の受診から遠ざけたご両親の姿を20年にわたって自ら記録したドキュメンタリー映画だ。
昨今、生き辛さを抱えた人が増えるのと比例し、メンタルクリニックの数も激増している。
うちの近所にも何軒あることか
一昔前は敷居の高かった精神科も、心療内科やメンタルクリニックと名を変えることで気軽に受診しやすくなった気もするが
いざ、自分の家族が精神を病んだ時、すぐに受診に結びつけようとするか、そんなバカな、うちの家族に限ってと受診から遠ざけて隠そうとするか
特に、統合失調症は2002年迄は精神分裂病という病名だった。
その病名から受けたであろう偏見は安易に想像できる。
映画の中で、ようやく受診に結びついたお姉様が、たった3ヶ月の入院生活で劇的に回復した姿を見た時は良かったと思えた。
以前住んでいた田舎で、近所に統合失調症の息子さんがいるお宅があった。
ある日、息子さんは心臓が悪くなり、かかりつけの精神病院に入院されたが、その後、病状が悪化して亡くなられた。
亡くなった息子さんは、入院先の精神病院で身体拘束されていたようで、棺の中の息子さんの踵には酷い床ずれができていた。
入院前は、普通に挨拶をしたりジョギングもしていたような息子さんだ。
さすがに、ちょっとショックだったのを覚えている。
もし私が家族だったら、どうすればよかったか?
答えは一つではない気がする。
今日の夕ご飯
ついにラスト
おでんも今日で終わり
今日の夕ご飯
おでん
納豆
漬物
芋焼酎の湯割り
おでんは3日続いても飽きない。
日ごとに味が浸みて美味しくなる。
今日は味変しようと思ったが、やっぱり好きな味噌にした。
映画のラストシーンが目に焼き付いて、しばらく離れなかった。
元気だった頃のお姉様がカメラ目線でピースする姿だ。
お姉様は若くして肺がんで亡くなった。
車椅子に乗ったお父様が喪主を務めたのは何とも切なかった。