本当は割り勘にしたい
この街に引っ越したのは、近くに従姉が住んでいることも一つの理由だった。
お互い60歳を過ぎた今、困った時に近くに身内がいると思うだけで心強い。
とは言っても、今のところお互い特に困ったこともなく、それぞれの生活をマイペースに送っている。
たまに私から従妹に電話をして、休みが合えばランチしたり買い物したりもするのだが、私が夜勤専従の仕事を始めてからは、ランチ代はほぼ私が出している。
3歳年上の従姉も仕事はしているが、お小遣い程度の安い賃金だ。
それを知っている私は、毎回、従姉の分まで払っているのだが、この頃それが当たり前になってきた。
せめて割り勘にしたいと内心思いながらも相変わらずだ。
たまには、レシートを持って従姉より先に会計に向かう私の手からレシートをもぎ取って、レジに行ってくれないかなぁと淡い期待をしてみるのだが
私が仕事を始めたことで、変な上下関係が出来てしまったようだ。
従姉と言えどもお金のことは言いにくいが、お互いこれから慎ましい年金生活が待っているのだ。
次回は「割り勘にしよう」とはっきり言おうと思う。
それが一番あと腐れがない。
今日の夕ご飯
今日は昨日より暑かった。
夜になってもそんなに涼しくならなかったが、冷房はなし
サーキュレーターだけでまだまだしのげる。
我慢大会のようだが、田舎に住んでいた時は数年に一度しか冷房を入れなかったし、エアコンは飾りのようなものだった。
出来れば自然の風が一番いい。
今日の夕ご飯
金目鯛の開き
冷や奴
焼きなす
枝豆
ねぎ入り納豆
梅干漬物
しいたけのガーリックバター炒め
本麒麟
夕ご飯の仕度をしながら、何かちょっと物足りなさを感じていたところ、ご近所さんがピンポーン
職場で収穫した枝豆を持ってきてくださった。
なんというグッドタイミング
早速、塩茹でして食卓に添えた。
肉厚で美味しい枝豆だった。
前の職場では、送別会、歓迎会など事ある毎に飲み会があった。
或る時の飲み会で、お酒の飲めないパート職員が普通に割り勘では割り勘負けすると言って、こう言った。
「私が食べて飲んだ分だけ払うので計算してください。」と。
周囲の皆は唖然として、「じゃあ〇〇さん、1,000円だけでいいよ」って。
結局、呑兵衛たちが、そのパート職員の分も負担したようなものになったが、誰も文句は言わなかった。
大勢の飲み会は、食べても食べなくても、飲んでも飲まなくても会費は一律ではないかとも思うが、それは私たち呑兵衛の都合のいいいセリフなのか