若い頃は、誰もが一度や二度はブランド物を手にしたことはあると思うのだけど、かく言う私もその一人
ひと月の給料がいっぺんに吹っ飛ぶようなものを、よくもまぁ惜し気もなく買ったものだと今更ながら思うのだけど、あの頃はそれで自分が満足していたのだから仕方ありません。
ルイヴィトン、シャネル、エルメス
今では考えられない、そんなハイブランドのモノで身を包むと、中身のない自分が高まるような錯覚に陥っていたのと、周囲に対する見栄以外の何物でもなかったと思います。
若い頃の自分を振り返ると、無理して大枚叩いて買った物を身につけて喜んでいた自分なんて可愛いもんです。
あれから40年も経った今
あの頃のような見栄がなくなると自分の本質が見えてきます。
勝負するならブランド物ではなく、これまでに培った自分自身の本質で
心からそう思う今日この頃
なのに、相も変わらず事あるごとに持ち物で勝負したがる同年代の同僚
堅い仕事をしていたご主人もいらっしゃるし、私のようなおひとりさまの台所事情などと比べようにも比べられないのに
引っ越し先の家をリフォーム中の私の話を聞いて、彼女もぼちぼち家のリフォームがしたいと、最近は二人でリフォームの話しで盛り上がっていました。
同僚は自宅のトイレを50万円の便器にリフォームすることにしたと嬉しそうに話してくれました。
そんな彼女の家のトイレのリフォームの話しだけど、今朝の新聞チラシを見て彼女の大見栄が発覚したんです。
彼女がリフォームすると言ってた便器の商品名まで聞いていたので、「〇〇ちゃん、今朝のチラシに載ってたね」と言うと、彼女は急に顔が真っ赤になりました。
彼女は決して悪い人じゃないんですけどね
彼女が言っていた50万円の高級便器の正体は、
定価32万4500円
セール価格24万円
便器の値段なんてどうでもいいじゃあないですか
60歳にもなるんですから、もうお互いの本質で勝負しましょう。