去年の今頃、無職だった日々を思い出す / 盆栽の剪定

去年の今頃、無職だった日々を思い出す

去年の3月末、長く働いた職場を定年退職した。

定年退職後は、とにかく何にもしたくなかった。

とりあえず、行く場所と言えばハローワークが主な場所

それでも行く場所があるだけでもマシだと思っていた。

失業給付金を受給するための求職活動も、2か月もすると飽きてきた。

ズルズルと求職活動をしていれば、もっと長い期間、失業給付金をもらえただろうが、求職活動もなかなか面倒くさかったし

なんと言っても、いつまでもハローワークに通う自分がイヤになってきた。

さりとて、収入源は失業給付金のみ

それくらいなら働いた方がいいと一念発起

そんなこんなで、定年退職後、3か月を待たずして今の会社に再就職、今に至る。

おかげで、ハローワーク以外に行く場所が出来た。

生き甲斐=行き甲斐

行く場所があるということは生き甲斐に繋がるし、今となっては早々に再就職して良かったと思う。

ただし、この考えは年金受給年齢に達するまで

収入源さえ確保できれば、行き場所は職場でなくても構わない。

こんなことを考えられるのは老人の特権だ。

ところで、年金だけで喰っていけるのかって

喰っていけるのかどうかより、喰っていけばいいだけのことだ。

盆栽の剪定

玄関の盆栽、長寿梅を初めて剪定した。

剪定したら、伸びきった枝に隠れていた花が一輪咲いているのが見えた。

年金暮らしになったら、毎日時間をかけて盆栽の手入れができるだろう。

出かけるのは毎日でなくてもいいかも知れない。

高齢者の話題と言ったら、認知症のことや介護施設の入居とか、一気にそこに飛んでしまうが、その前に家でのんびり過ごす時間のことを楽しみにしたい。

自分が認知症になるかどうかもわからないし、一生自宅で暮らせるほどピンピンしているかも知れない。

とりあえず今は、そんな楽しい暮らしを目標に、最後のひと頑張りといったところだ。

 

今日から連勤

ありがたいことじゃないか、60歳過ぎの私に仕事が与えられるということは

60歳で求職活動をしたのは良かったのかも知れない。

65歳だとかなり就職も難しくなると聞くし

昔のキャリアを引きずっていると、まず再就職は難しいかも

自分をまず低い位置に置かないとね

運よく再就職できたとしても、その再就職先でもまず自分の意見なんか通らないし

赤い舌を出しながらも、「こんな私でも雇っていただいてありがとう」という気持ちで働いていれば間違いない。

 

今日もボチボチ頑張ってきます。

赤い舌はとりあえず隠してね

道子

60代一人暮らし 定年退職後、フルリフォームした中古住宅で暮らしています。