待ちに待った退職の日
正確には3月31日の辞令交付があるまでは、厳しい規律の多いお堅い職場の一職員であるがため、やたら大きく道から外れたことも出来まいが、それでも今日が最終出勤日
大きく羽を伸ばして「やっと終わったー」と天に向かって叫びたい心境です。
今日は朝から賑やかな一日でした。
明日からはもう出勤することもないこの職場での身辺整理
勤務中に何度となく職場の仲間に廊下に呼び出されて餞別や贈り物をいただき、都度長々と別れの挨拶
退職に関わる残った事務手続きに事務局から呼び出し
今日ばかりは仕事どころではありませんでした。
おまけに、最終出勤日にタイムカードを押し忘れて職場を去るというオトボケもやらかし、10分前に号泣して私を見送ってくれた同僚に電話してタイムカードの代刻を頼むという結末ではありましたが、何とか無事に今日という日を終わらせることができました。
私の周辺にだけ人が集まった今日という日を振り返ってみると、職場では一匹オオカミを自負していた私だったけど、意外にそうでもなかったのかもと思えました。
慌ただしくも賑やかだった職場での最後の日を終えて帰宅すると、いつものように待っていたのは一人暮らしのボロアパートの一室
昼が賑やかなほど夜の静けさが身に染みます。
ここに家族が居たのなら、「長い間お疲れさまでした。」とお寿司やオードブルの並んだ豪華な食卓で私を出迎えてくれるのでしょうが
今日も相変わらずの粗食メシ
第3のビールで自分に乾杯でございます。
まぁ、一人暮らしの生活が始まってからすでに13年
もうすっかり慣れっこではありますが、今日のような大きなイベントの後には少なからず堪えます。
住まいが新しくなったところで変わらない現実
こんな一人暮らしの試練は永遠に続くことでしょうが、感慨に浸る間もなく明日からは引っ越し荷作りの仕上げで忙しくなります。
今日の出来事など思い出す暇もなくなりそうですがね