完工間近になったリフォーム中の家
着工してからちょうど2か月が経った今
とにかくすったもんだ色々とありました。
去年の秋
ポータルサイト経由で、3社のリフォーム業者の中からこのリフォーム業者を選定したのは私の予算内で私が望むリフォームのほとんどを叶えてくれると言ったから
このリフォーム業者に出会う前、不動産屋の紹介で出会ったリフォーム業者との話も進んでいたのだけど、こちらの設計士はデザイナーというのが売りだったので、おそらくそこにはデザイン料という付加価値がついていたんでしょうね
施工内容の割にバカ高い見積もり額を持って来られ、契約には至りませんでした。
そんな経緯があったからか、今の設計士が消費税以上の出精値引きをして私の予算に収めたという見積額に、私の心が動いたのは事実
設計士の顔が仏のように見え、それ以来、設計士に対して頭の上がらないこととなりました。
ところがです。
設計士という建築のプロと建築に関しては素人の、認識の違いというものはこういうことなのか
リフォーム内容や使用する部材など、細かいことを何度もヒヤリングや電話やメールでやり取りしたにも関わらず、着工してから話が食い違うことが多々発生
設計段階では人一人通る通路が確保されると言われた通路の幅が20cmも短くなり、横になって歩かないと通れないほど狭い通路になったり
それを設計士に指摘すれば、「〇〇さんの言うようにピッタリなんていきませんよ」とか、「こんなに値引きできるのはうちだけですから」と、最後には決まって設計士の殺し文句
言い返せば、安く施工してやってるんだから文句言うなってことでしょうね
結局はお金
「どれだけお金を払ってでもいいからいい家作ってね」と言える身分じゃない私の弱みをまんまと握られたというわけです。
嘘か誠か、ホームページを見れば年商5億のこちらのリフォーム業者にしてみれば、私の予算なんてはした金かもしれないけど、家一軒丸ごとリフォームする金額はわたしにとっては決してはした金じゃないんですょ
今日、進捗状況の確認に行った時、メール便対応のポストと注文していた玄関の埋め込みポストが新聞しか入らない小さい埋め込みポストに施工されていました。
これを指摘すると、設計士は「聞いていない」「メール便?」と
ヒヤリング段階から何度もお願いしていたことが、いざ施工されてしまってからこれです。
しかたがないので新聞受けはそのままにして、更にメール便対応のポストを自腹で設置することに
完工間近になって思ったことは、
①どんな些細なことでも文字で残す。
②設計士との会話を録音する。
③現場の写真を撮っておく。
イヤらしいことと思わず、あとから揉めないためにもこれくらいは施主としてやっておくべきだと思いました。
設計士の殺し文句
「こんなに値引きできるのはうちだけですから」は、もう聞き飽きました。
設計士は私のことをこだわりのある人だからと言うけれど、自分がこれから住む家にこだわりを持たない人などいるのでしょうか
暖かい一日でした。
春がそこまで来ていることを肌で感じる日でした。
ボロアパートのこの部屋で夕ご飯を食べるのもあと数回
紅鮭
すりおろし山芋のわさびだし醤油
ほうれん草の胡麻和え
ねぎ入り納豆
なめことお豆腐のお味噌汁
本麒麟
久しぶりに食べた肉厚の紅鮭は、とても美味しゅうございました。
知人が新築の家を建てる時、壁紙の色が注文した色と違っていたとクレームを付けて、すでに貼られていた壁紙を全部剥がして施工し直させたそうです。
新築であれ中古のリフォームであれ、家づくりには施主の夢がいっぱい詰まっています。
施主として設計士に望むことは、多大な出精値引きよりもその夢をもっと理解し、施主の立場に立って家を作ることだと思います。
設計士が施主の立場に立つことができるなら、70cmの高さの腰壁をまたいでくぐってバルコニーへ出て洗濯物を干せとは言えないでしょう。
要はそういうことです。