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実家の大掃除に母も私も疲れ果て / 一人で飲むクラフトビール

実家の大掃除に母も私も疲れ果て

あっという間に3連休終了

ここ数年の間で、こんなに母と密に過ごしたのは久しぶりでした。

というのも、おととい迎えた幹の太いパキラの風水効果ではないかと思えるほど

何だか急に体中からパワーがみなぎってきましてね

長い間放置していたゴミ屋敷化した実家の大掃除をついにする気になって、この3連休を利用して取り掛かったというわけなんです。

実家の大掃除ともなると、当然母と過ごす時間も多くなります。

普段は、買った食料品を届けたり、出勤前に生存確認のためにちょっとのぞくぐらい、母との関わりは短時間で済ませていました。

実の親子と言えども、長い間別々に暮らしているので、母と私の生活リズムも違えば、私が知らない母の暮らしぶりもあるわけで、今回母と長い時間を過ごしたことで、そんなことがよくわかったような気がします。

母が掃除をするすると言ってはしないのは、怠けぐせからだと思っていたけど、実のところは、部屋の隅々まできれいに掃除をするような体力が残っていないこと

部屋のあちこちにクモの巣が張っていて、それを母は知っていて払わないのかと思っていたけど、クモの巣が張っているのが母には見えていないこと

朝から昼にかけてリビングと寝室を行ったり来たりして、横になって寝ているのは熟睡できる場所を探していること

母は何でも人のせいにして、自分の非を全く認めないこと

例えば、母がタバコを吸うのは私が以前、母のことを死ねと言わんばかりに後ろから突いたからだとか、腰が痛いのは兄のせいだとか、入れ歯が合わないのは歯医者の腕が悪かったからだとか

昨日のお昼ご飯に、冷凍のピラフとパスタを持って行ったのだけど、ピラフを食べたいと言った母にピラフの方をレンチンしてお皿に出せば、まずいけど我慢して食べるとか

口を開けば文句ばかりの母に、最後には嫌気がさしてきました。

私が汗びっしょりになって大掃除をしている横で、手伝おうともせずにタバコをプカプカふかしている母の姿を見ると、まだ血気盛んな若い頃の母とちっとも変わりません。

朝早く起きて家族のために朝ご飯を作るとか、子供の参観日にこっそり顔を出すような、そんな世間一般の母親像からは程遠い母親の元で育った私は、母性というモノをいまだに掴みきれません。

どんな育てられ方をしても、今どんな憎まれ口を言われようと、最期を看取るのはきっと私なのでしょう。

おそらく母の認知症はかなり進んでいるように思います。

そう思えば腹を立てずに済みますから

とは言え、この3連休の間に大ゲンカに発展しそうな場面は何度もありましたがね

母は母で、私が掃除を終えて帰ろうとすると急に元気になったりして

母も私と長時間一緒にいることで疲れたでしょうが、私もとにかく疲れ果てました。

一人で飲むクラフトビール

この3日間

晩酌にクラフトビールがなかったら、私の元気は回復しなかったかも?

と思えるぐらい、私にとって晩酌に毎晩のように飲んだクラフトビールが心の拠り所になっていました。

昨日のクラフトビールは水曜日のネコ

今日のクラフトビールはクラフトザウルス

昨日も今日も、実家の大掃除で疲れ果てて帰ってくることを前提に、出かける前に夕ご飯の準備をしておいたのだけど、おかずは昨日も今日もほぼ同じです。

ジャーマンポテトとサラダがメインです。

おかずは同じでも、種類の異なるクラフトビールを飲む楽しみがありました。

冷蔵庫に残ったクラフトビールはあと1本

一人で飲むビールがこれほど美味しいと思ったことはありませんでした。

親子と言えども相性はあるようで、私が実家の大掃除を終えて玄関を出ようとした時、リビングから母と兄が楽しそうに話す声が聞こえてきました。

私にはやっぱり一人暮らしが性に合っているようです。

道子

60代一人暮らし 定年退職後、フルリフォームした中古住宅で暮らしています。