また負のループに陥りそうだ。
社内では、またコロナがじわじわ蔓延して、人手不足に拍車がかかる。
残った社員だけで同じ業務量をこなすなんて地獄の沙汰だ。
こんな時でものらりくらりと定時に帰宅する上司は何者だ。
後先構わずバックレてやりたい気分だが、短気は損気
もしかしたら出るかも知れないと、噂のボーナスを目前にもったいない。
とりあえず今年いっぱいは我慢しようかと思いつつも、こりゃあ、とても65歳まで働き続けるなんて無理な会社だ。
会社には愛想は尽きているが、まだまだ仕事はしたい。
ちょっと前から転職サイトを見ていたが、似たような条件、同じ職種の求人があった。
これはこれは
捨てる神あれば拾う神あるというヤツか
捨てられたわけじゃあないけど、我慢にも限界ってもんがあるし
四の五の言わず働こうと、いくら自分に言い聞かせても、またすぐに気持ちが元に戻る。
結婚だって1度目より2度目の方がうまくいく場合があるように、再就職だって1回目より2回目の方がいい会社に巡り合えることもあるだろう。
そんなこんなで、転職サイトで見つけた会社
もう2週間ほど前から目星はつけているが、未だ掲載されているので、一体どんな会社なのか、ちょっと調べてみた。
出来てからまだ2年という新しい会社らしいが、会社の外観写真を見て、これが会社?
確かに会社の看板は出ているが、普通の民家の塀に立っているのは手製のような看板だ。
「少人数の高齢者施設なので、ゆったり仕事ができます。」と記載されていたが、普通の民家を施設にしているのなら、それも間違いではないだろう。
だけど、万が一、ここに転職したとして、お給料はちゃんと支払われるのだろうかと心配になる。
30数年前、忘却の彼方の話だが、自営業だった嫁ぎ先が従業員へ支払うお給料は、いつも遅れていた。
元夫に、お給料は給料日に払うようにと苦言を呈しても、「払わんわけじゃない」と遅れることを当たり前にして、悪びれた様子もなかった。
会社の外観だけで判断してはいけないが、会社規模は転職条件の一つでもある。
旧知の会社ならともかくも、2度目の再就職先として飛び込むには不安材料満載だが、一度見学に行ってみたい気もする。
もしかしたら、家庭的で温かい会社かも知れないし
あまり期待はしていないが、実際に見てからでも遅くはないだろう。
今の会社に再就職して1年3ヶ月
ブラックぶりには唖然としたが、とりあえずは1年は辛抱しようと思っていた。
3日やそこらで辞めるとか、数か月で辞めるとか、そういう経歴を自分歴の中に作りたくなかっただけかもしれないが
今日の夕ご飯
鶏むね肉とキャベツの味噌炒め
ねぎ入り納豆
きゅうりとわかめの酢の物
漬物・梅干・こんにゃくのきんぴら・レモンの砂糖漬け・スモークチーズ
お豆腐とわかめのお味噌汁
本麒麟
丸1日冷蔵庫に置いた酢の物は、サッパリしているのに味が浸みてメッチャ美味しかった。
仕事を生活の糧と考えると、どんな職場でもどんな仕事でも辛抱できる。
職場で色んな困難にぶち当たった時、前職での経験を思い出す。
もっと大変な思いをして定年まで勤め上げたんじゃなかったのかと
あの頃は、辞めたいと思っても子育ての真っ最中だったし、辞められない事情があった。
今はどうだ。
あの頃のような切羽詰まった事情はない。
辞めようと思えばいつでも辞められるが、ネックになるのは自分の年齢だ。
どこでも雇っても貰えるわけじゃない。
介護業界は引く手あまたと言えども、若手社員からしてみれば、パートのシニア社員はそれなりの扱いだ。
それならいっそ、高齢者揃いの仕事に就いた方がやりやすそうな気もするが、今はまだ、そこへ行く準備はできていない。
現役世代を卒業したばかりの今が、一番モヤモヤする時期なのかも知れない。
友人のご主人は部長クラスで定年退職後、再雇用の道を選ばず、1年間休養
その後、施設の嘱託用務員として働いている。
元々、畑仕事が好きだったそうで、その仕事に生きがいを感じているという。
私の場合、もう少し頑張らないと、彼のような気持ちにはなれないだろうが、その時を楽しみに今を生きるのもまたいいだろう。
1年2年なんて、きっとあっという間だ。