私は冷たい人間なのか、あんまり他人のことが気にならないんです。
本当はもっと気にしてあげた方がいいのかな?って思うこともあるんですけどね
職場の同僚のこと
彼女は時々、手作りのお菓子を作って持ってきてくれたり、畑で採れた野菜を持ってきてくれたりして親切な人なんです。
だけど、私のプライベートな部分にまで入り込みたがるのには閉口しています。
それも、彼女からしてみれば親切心からなのかもしれないけど、私の感覚からしてみれば考えられないこと
おそらく私が思っている私と彼女の距離感と、彼女が思っている私と彼女の距離感が違うのでしょう。
お菓子をくれるから、野菜をくれるからといって、私は自分のすべてを話さないといけないとは思っていないけど、彼女は違うんです。
先日も久しぶりに彼女と会った時は質問攻めでした。
否応ながらも、その質問に答えている時、ちょっとでも彼女の思いと違うことを私が言うと、彼女は私に意見したり反論したり
まるで、自分の子供を支配する親のような口ぶりです。
特に彼女は、ひとりものである私の懐具合に興味津々のようで、私の感覚からしてみると、よくもまあ聞きにくいことをズケズケと質問してらっしゃるという感じ
職場という場所では、なるべく波風立てずにいた方が無難です。
なるべく彼女に近づかないようにしていますが、そんなわけにはいかない時もあります。
数か月後に迫った定年退職の日がどんなに待ち遠しいことやら
よく、定年退職後の金銭面などの不安を訴える人がいますが、私の場合は、そんなことよりも彼女から離れられることの喜びの方が格段に優っています。
大きな組織の中で働いていると、付き合いたくない人とでもそれなりに付き合わないといけませんが、それは私が一番苦手とする分野です。
そんな組織から離れて、晴れて自由になれると思うだけで心が躍るんです。
屋根のある家に住むことができて、食べていければそれでヨシ
あとは自分らしく生きるだけです。
私の趣味の一つに家庭菜園があります。
今は狭いベランダでプランター菜園をしていますが、いずれ小さな畑で半自給自足生活をするのが小さな夢です。
ベランダのラズベリーの花が終わり、今年も青い実をつけました。
6月になると毎年赤く色づきます。
色づいた赤い実は、ベランダでそのままつまんで食べてみたり、ヨーグルトにトッピングして食べます。
野菜だけでなく果実を育てるのも楽しみがあります。
4月の下旬に、150円の見切り価格で売っていたみょうがの根を植えていました。
あちこちから無事に芽が出てきてやれやれです。
定年退職後は、毎日土まみれになって畑仕事がしたいと思っています。
私には子供が一人いますが、結婚して遠くに住んでいて、ほとんど連絡も取り合っていません。
昔は子供が親の面倒を看るのが当たり前の時代でしたが、今は違います。
満杯の老人施設が多いということは、最後まで親の面倒をみない子供が多いことの表れですが、最後がいつになるのかわからないほど長くなれば、そういった現実も致し方ありません。
子供には子供の人生がありますから、できれば私も子供には迷惑をかけないように人生を全うしたいと思っています。
私には反面教師にしてきた母親がいて、今でも時々衝突します。
だけど、その母親のことは最後まで見届けたいと思っています。
自分がされたくないことを親にはしてあげたいからです。