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寝ていることが多くなった母

食料品の買い出しに行った帰りに実家に寄ると、母はまた寝ていました。

もう5月だというのに、遅霜が降りるほど寒いということもあるのだけど、しっかりベッドの中に入って寝ているのです。

以前は、テレビを見ながら、いつの間にかリビングのソファーで寝てしまうということは珍しくなかったけど、最近はしっかりベッドに入って寝ているので、具合が悪いのではないかと心配してしまいます。

母も数年前から春先になると花粉症のような症状が出て、今年も鼻水に悩まされていたようです。

片鼻づつゆっくり鼻をかんでいたつもりが、いつしか思いっきりかんでいたようで、どうもそのせいで片一方の耳が聞こえないと言っていました。

耳の話から、目も見えない、足もおかしいと、実家にいた少しの時間に自分の体調変化を次々と話す母

85歳で持病あり

こんなことは考えたくないけど、父も風邪をこじらせたことがきっかけで、85歳の年に、あれよあれよという間に逝ってしまったこともあるので、母もいつ逝ってもおかしくない年齢かも知れません。

そう思うと、あんなに喧嘩ばかりしていた母が急に愛おしく思えるのです。

この頃、私に気兼ねをして物をねだることもさっぱりなくなっていたけど、今日は珍しくブラウスが欲しいとねだってきました。

物忘れがひどくなったとはいえ、6月に控えている半年に一度の総合病院での診察は覚えているようで、その時に着ていく服が欲しいのです。

そう言えば、ここ最近の母の着ている服は決まっていて、同じような服ばかり着ています。

母の日も近いことだし、診察日までにはブラウスを見立ててこようと思います。

しまむらかベルーナか

3L特大サイズが売っているお店は、この田舎街では限られているので、そんなに迷うこともありません。

できれば母と一緒に買い物に行きたいけど、体力に自信のない母は、私が誘っても怒ったように拒否することはわかっています。

なので、近いうちに一人で品定めに行ってきます。

今日の母は、私が買ってきた焼き芋を見て、「わ~嬉しい!」と喜んで飛びついていました。

腎臓が悪い母にとっては、カリウムの多く含まれるさつまいもは体によくありません。

だけど、たまには好きなモノを腹いっぱい食べさせてあげたいんです。

道子

60代一人暮らし 定年退職後、フルリフォームした中古住宅で暮らしています。